どうして僕はにゃるらのアンチになったのか【たらい回し人生相談】
【たらい回し人生相談】〜ヤバいやつがもっとヤバいやつに訊く〜 連載第14回
【所感】
文：大司教
作家は落伍者がやるものです。
にゃるらくんはなにもない若者でした。当然、文才などありません。だからライターでもやればよかったのです。
ミスター発達氏には文才があります。この企画を通じ、その文才ゆえにプロになれないのだと理解できました。どうしたものか思案中です。
ウ氏には残念ながら才能の片鱗とわずかな社会性があり、かつてのにゃるらくんとは根本的に違います。氏がサブカルから巣立つことを祈っています。
そうだとしても、ウ氏の文章には鮮烈な美しさがありました。とあるサブカル業界人は「アカデミー賞だね」と笑いながら褒めていました。特段うまい文章でもありません。しかし、一連の状況は美しい対照性を描き、その表現の迫真性ゆえ、あの文章は現在を鮮やかに切り取ったのです。
最後に蛇足ながら。
ミスター発達氏はウ氏について「愚直なまでの素直さと、皮肉でこの世に一矢報いようとする冷笑の同居」を指摘しました。一方、にゃるらくんが以前からしきりに言うのは「皮肉や冷笑はもう流行らない」ということです。
未来は誰にもわかりません。しかし、皮肉と冷笑はなにかに抵抗する力を与えてくれるはずです。なにかがなんなのかはまだ誰にもわかりません。
【にゃるら氏のコメント】
ウさんをライターとして紹介しました。ウさんの主観としてはこのように見えるでしょうし、僕の主観ではもちろんこちらだってつらいこと悲しいことも多々あるので、申し訳ありませんがそれは嘘偽りなく書き続けていきます。
ただDiscordに関しては、僕はほぼ事務的な発言しかしていませんし、みんな各々チャンネルに投稿しているだけで管理者のことを気にしてません。ここはたぶんイメージで悪意が込められてますね。そこだけ気になりました。
皮肉や冷笑よりも率直さの時代ではあると思います。ウさんの文章にはその両方があるわけで、ただの陰湿ネット民で終わらないパワーと、僕が今でも手に入れられなかった文章力で今後も活躍してもらいたいですね。
その時は、ウさんの方が他者から嫉妬され叩かれる番かもしれません。
✳︎連載「たらい回し人生相談」は毎週日曜日（20時）更新予定
